星の数ほどある自転車の中から、職歴30年の店長が厳選するお勧め自転車その１

【都市部限定使用で高パフォーマンスNo,1】

Tern

Clutch

このクロスバイクは都市部での乗り方にメチャクチャハマるクロスバイクです。

ですからロングディスタンスのサイクリングには正直向いていません。

このバイクのハマりポイントは以下のキーワードです。

①短距離10km以内

②加速、減速を繰り返す

③ストップ＆ゴーが多い

④細い道を通る

⑤見通しの悪い角道を曲がる

⑥段差が多い

⑦カッコよく乗りたい

これらは都市部での自転車ライドにすべて当てはまる項目です。

↓

１：都内で10kmあれば渋谷から新宿を超えて池袋まで行けます。

２：人、車の往来が多いので一定のペースで走りにくく

３：信号がすぐにきます。

４：幹線道路を外れると一方通行も多く

５：小さな交差点が無数に出てきます。

６：車道と歩道を行ったり来たりの乗り方になりがち

７：いくつになっても誰だってカッコよく見られたい（笑）

この乗り方に特化して設計、アッセンブルされているのが

このターン、クラッチなのです！

①～⑤までをご説明しましょう。

自転車の性格はこのリヤトライアングルを見るとある程度分かります。

☆この三角形が小さく2等辺三角形に近いほど、キビキビした加速感のある乗り味になります。

しかし、そうなると自転車が衝撃を吸収しなくなるので、身体の負担が増えロングライドには向いていません。

硬いせんべいを食べていると顎が疲れるのと同じです。（若い人はせんべい食べないか‥‥）

☆430、480、510サイズは650Cという一回り小さいホイールになっており、ゼロ発進、加速がしやすくなっています。

車輪が小さいという事は、コーナリングや方向転換、取り回しもしやすくなる恩恵があります。

☆ブレーキはロードバイクと同じキャリパーブレーキで、『止まる』よりは『コントロール』しやすいブレーキングテイストです。

以上から、減速、加速、ターンがしやすいという事です。

そうか！だからブランド名が【ターン】なのか！！

⑥の段差が多いという事は、ガッタンガッタンするという事です。このスモールライザーハンドルとエルゴグリップが、ライダーへの影響を少なくしてくれます。見た目重視と思われがちなディープリムはホイールの頑丈さにも貢献するので、クロスバイクで弱いとされるホイールの強度UPにも貢献しています。タイヤも700×28Cというスタンダードなサイズですが、やや太め＆硬めのタイヤを装着しており、これも段差に対して頑張ってくれています。

⑦カッコイイ。

とてもとても大事です。髪の薄くなったワタクシは如何にカッコイイハゲとして生きてゆけるか模索中です。

ジェイソンステイサム…あんなにムキムキになれないし強くないし…

ジネディーヌジダン…サッカー上手いからカッコイイのでは…

ジャンレノ…顔が違いすぎる…

大好きなATUSHIみたく坊主に...FUTOSHIって綴りも似てるし...ダメだ、最近坊主じゃないし仕事中サングラスできない...

クラッチの話に戻りましょう。

この自転車の最大のカッコよさ。それはこのホリゾンタルフレーム（トップチューブが水平なフレームの事）です。

通常自転車のサイズが小さくなるとホリゾンタルが出なくなってしまうのですが、480mmサイズまでは綺麗な水平が保たれています。420mmサイズは少しだけ後ろ下がりですが、他の420mmサイズと比べれば全然カッコいいです。

フレームのパイプもカッコよく見えるツブシ（丸でなくて楕円だったりエアロ形状だったり）をしてあり、全方向からカッコよく見えます。

フロントのギヤをシングルに。ギヤが24段！ワクワクしてきますが、実際よく使うギヤは3～4段くらいです。

フロント３段、リヤ8段、3×8＝24段なんですが、そんなにいらないし、フロントギヤはこの方がカッコよくないですか？

業界でこのフロントギヤを装着するのは様々な理由でとてもとても労力がいるのです。大量生産されている3段のフロントギヤの方が入手もしやすくコストもやすいので、猫も杓子もアレを装着しているというが実情でしょう。

カッコよさと実用性にこだわったフロントギヤでございます。

カラー、デザイン。このクラッチはKitt design社さんとのコラボレーションから生まれた自転車です。デザインのプロの方が作っているのですから、当然かっちょいいですよね！私も実は高校時代美術コースに所属していたので、デザインについては...真面目に授業を受けていなかったので色相環くらいしか覚えていません！風間先生、もっとちゃんと勉強しておけばよかったと後悔しております！

今からでも！とこの春は絵画を見に行ってきました。うーんスバラシイ。

さて、ここまで全て読んでいただいたお客様、誠にありがとうございました。

ぜひお店にきて実車もご覧になってください。

それでは、自転車で楽しい人生を！

セオサイクル武蔵小杉店　上野