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ディレーラーハンガー

ディレーラーハンガー公開日 2023-04-10

ディレーラーハンガー、リアディレーラーハンガー、リアハンガー、ハンガー、ギアハンガー

呼ぶ人によって少しずつ違いますが…

↑後ろの変速機(ディレーラ)とフレームを繋いでいる金具です。(黒い金具)

クロモリ(スチール)のフレームだと普通は一体型です。

転倒するとリアディレーラをぶつけて、ぶつけ方によっては、ここが内側に曲がってしまいます。クロモリフレームだと、「えいっ!」と戻せば(できれば自転車屋さんにやってもらいましょう。笑)何とかなることが多いのですが、アルミのフレームやカーボンフレームだとそうはいきません。(場合によっては、ポキッっと折れます。)よって、この部分を交換可能な部品にして、(たぶん)フレームより柔らかい材質のものが使われます。フレームに影響を与えないためですね。

また、少し曲がった(ありがちな、変速がなんか変な)状態で走り続けると、大抵は内側に曲がっていますので、ホイールに巻き込んでディレーラもろともハンガーは折れて、結構ひどい状態になります。

この場合、フレームは助かったということになるのですが、このハンガーはフレームの一部の部品で、共通的な部品じゃありません。メーカーによっても年式や型式によって形が違って、もうカオスとしか言いようがありません。

また、自転車屋としても、取り扱っていないメーカーのハンガーを交換したくても、部品が取り寄せられないのです。

私の愛車は、2006年式のキャノンデールロードウォーリアー(ネオクラシックというか骨董品の部類に入りつつあります)で、そろそろ予備のハンガーを手に入れておきたくて、うずうずしていたのですが…

サードパーティで販売されていることがわかり、取り寄せてみました。

あるメーカーは全くなかったり、年式によって無いとかあって、結構前からこの会社は知っていたのですが、リストには私の車体は乗っておらず、過去にさかのぼっては作らないだろうなぁ~。とあきらめていたのです。リストに載ってないけど、実はこれなんじゃないかとふと思って、取り寄せてみたところズバリというわけです。

取り外してみて、オリジナルと比べると微妙に違うので、念のため取付てみました。このハンガー、フレームにはねじ山がなく、ハンガー側にねじが切ってあるのは、割と好印象ですね。で、自分の性格からして、紛失する可能性の方が高そうだったので、結局オリジナルのハンガーをつけて作業を終えました。(予備としてコピー品を持っていることにしました。)

スラムの新作コンポで、ハンガーなしでホイールのシャフト部分に取り付くようなスタイルのモデルが発表されてました。ディレーラー取り付け部分なんかめったに壊れないそうでで、ディレーラを踏んづけたり、ガンガンぶつけるデモンストレーションが!スプロケットとディレーラの位置関係も固定されるので、調整も少なく設計通りの性能が得られるみたいです。従来のフレームに対応するのか詳細不明ですが、新しいスタンダードとなるような予感がします。ハンガーのカオスを何とかしてほしいものです。

Eagle Transmission | SRAM

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