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服を着るのを忘れてもヘルメットを被るのは忘れない公開日 2025-08-18

ヘルメットの着用が努力義務となって早2年が経ちました。

皆さんはヘルメット被ってますか?

もちろん私は毎日被っています。毎日出かける際に服を着るのを忘れないのが私のささやかな自慢なのですが、服を着るのを忘れてもヘルメットは忘れないことも自慢の一つ。

ある日自転車で出掛けたら服を着るのを忘れたけど、ヘルメットは着用していたので一安心、そんな夢を見ました。夢でした。ああよかった。

しかし、ふと街中を見てみると服は着ているのにヘルメットは着用していない人が多いことがわかります。

努力義務になる前から自転車店に勤める以上は「ノーヘルはNG、ノーパンはOK」と言い続け、同僚や友人、常連様からはヘルメット警察だとかノーパン警察だとか言われたものです。

そんな私にとってヘルメットは自身の身を守る大切なものであると同時にある種のエチケットでもあります。うっかりヘルメット未着用で出掛けてしまった日には恥ずかしさと背徳的な解放感を覚えてしまいます。

こちらにヘルメットメーカーのOGK様が作成したPDFへのリンクを貼ります。ヘルメットの重要性を訴えるものです。

https://public.ogkkabuto.co.jp/government/pdf/ogk_Government_data.pdf

視覚的にわかりやすく、非常にまとまった資料です。

まず自転車事故での頭部への損傷割合が多いことが目に付きます。死亡事故の実に6割以上が頭部への損傷が原因で起こっています。

自転車で転倒した場合、地面や縁石に体が叩き付けられてしまう可能性があります。

考えてみればこれは「俺の頭VS地球」です。

私の頭がアラレちゃんの拳であれば地球くらい割れると思うですが、もちろんそんなことないので当然のごとく重傷を負うことでしょう。命があればまだラッキー。

悲しいかなIQ1300のこの頭脳、1300という数値は耐久性を証明するものではないのです。

如何に頭を守る事が大事かがわかります。

次に恐ろしいのが事故にあわれた方の26%が十代の若者たちであるという事。

この数値は60歳~80歳以上の方々の合計値より大きいのです。

年代別にみると中学生は他の世代の3倍、高校生は5倍ほど死傷者数が多いという、思わず目をそむけたくなるようなデータもあります。

もちろん自転車の使用者が10代の方が非常に多いが一番の原因でしょう。

しかし、やはり危なっかしい乗り方をしている方が多いのも事実ではないでしょうか。

私自身仕事をしている中で思い当たる節は多々あります。

例えば、車と自転車の接触事故で保険屋さんとの仲介をはさみながら行う仕事が、一年に20件ほどあります。20件のうち9割が中学生と高校生のお客様です。

そして事故当時の状況を確認していくと、自転車側がもう少し気を付けていたら避けられた事故が多いのです。

これは交通ルールを守っていないこともあれば、守ったうえでの周囲の状況の確認不足、車の挙動に対する知識不足、そういったものが原因の一つではないかと思います。

20代以上の年代になると通学などで自転車に乗る機会が減る事に加え、ほとんどの方が運転免許証を取得します。その過程で交通ルールをきちんと学び、車の動き方、車内からの路上や歩道の見え方がわかるので、自身が自転車に乗る際に何が危険で危険を避けるにはどうすればいいか分かるようになる。結果として十代より事故の割合が低くなるのだと思います。

それでも気を抜いた時に運悪く事故にあう事もあるでしょう。

私のお客様や友人で転倒して頭を打った方が数名います。皆交通ルールをきちんと守り、慎重な人達でしたが、避けようもない不運で転んでしまったそうです。中には転倒の際に頭を打った方もいました。

幸い皆きちんとヘルメットをしていたので命に関わる怪我をした方はいませんでしたが、割れたヘルメットを指して

「ヘルメットなかったら自分の頭蓋が割れていた」

と言われた時はその通りだと思いました。恐らく言った本人としてはブラックジョークのつもりだったのでしょうが、個人的には戒めの言葉です。

今年も自転車で転んだ方、事故にあわれた方の修理をたくさんやらせていただいています。

今のところ大きな怪我をされた方はいないようです。それはとても良い事です。

同時に単に運が良かっただけとも言えます。

慎重な人でも転ぶ時は転びます。

気を付けていても思いがけないところで事故は起こります。

咄嗟の事態で自分を守ってくれるヘルメット。

被らない理由が見つかりません。

服を忘れても、ヘルメットは忘れないでください。

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